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画像生成AIサイト9種類を比較!それぞれの特徴とは?

近年、画像生成AIは、急速に進歩を遂げており、さまざまな分野で活用されています。

画像生成AIは、様々なタッチの画像を自動で複数作成してくれるため、Webサイトや広告などのデザインにも活用されています。

今回は、Webサイトから画像生成できる代表的な画像生成AIサイトを紹介するとともに、それぞれの特徴を比較してみました。

無料で使用できるサービスもありますので、ぜひ試してみてください!

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画像生成AIとは

画像生成AIは、人工知能(Artificial Intelligence)を利用して、新しい画像を生成する技術です。

通常、機械学習やディープラーニングといった手法が使用されます。既存の画像データを学習し、そのパターンや特徴を抽出して新しい画像を生成することができます。

そして、この過程では、AIモデルがデータセットから学習し、パターンやスタイルを把握し、それに基づいて新たな画像を作成します。

画像生成AIの一部の手法には、GAN(Generative Adversarial Network)やVAE(Variational Autoencoder)などがあります。

GANは、生成モデルと判別モデルを競わせることで、よりリアルな画像を生成します。一方、VAEは、データの潜在空間を学習し、その中から新しい画像を生成することができます。

画像生成AIの利用は、デザイン、画像合成、画像修復、映画やゲームの特殊効果、仮想現実など、さまざまな領域で活用されています。

AIによる画像生成は、効率的で創造的な方法を提供し、デザイナーやクリエイターの創造性をサポートすることが期待されています。

画像生成AIのメリット

Web制作において画像生成AIを活用するメリットは、以下のものがあります。

  • 作業の効率化
  • 新しいアイディアの提供
  • ブランドの統一性と一貫性

それぞれのメリットについて詳しく解説します!

【画像生成AIのメリット①】作業の効率化

画像生成AIを使用することで、自分で画像をゼロから作成する場合と比べて時間と労力を大幅に削減することができます。

AIに要件を入力することで、高速で複数の画像を自動生成することができます。また、外部発注で画像制作を依頼する工程も省略することも可能となります。

そのため、作業の効率化によりWeb制作の工期が短縮され、コスト削減が可能となります。

【画像生成AIのメリット②】新しいアイディアの提供

画像生成AIは、様々なタッチのデザインを生成することができます。

画像生成AIを活用することで、従来の制作方法では得られなかった独創的なデザイン要素を取り入れることができます。

これにより、新しいアイディアを短時間で数多く生成することができ、これまでにないクリエイティブな発想で制作に取り組むことが可能となります。

【画像生成AIのメリット③】ブランドの統一性と一貫性

画像生成AIを使用することで、ブランドの統一性と一貫性を確保することができます。

AIに要件を入力する際に、特定のブランドコンセプトやデザインのガイドラインを指定することで、ブランディングに即した画像を生成することができます。

これにより、複数あるコンテンツ画像が統一されたスタイルで作成され、ブランドの一貫性が維持されます。

画像生成AIのデメリット

Web制作において画像生成AIを活用するデメリットは、以下のものがあります。これらを十分に理解したうえで画像生成AIを活用していきましょう。

  • 画像の品質が不安定
  • 著作権の侵害
  • 日本語対応が少ない

それぞれのデメリットについて詳しく解説します!

【画像生成AIのデメリット①】画像の品質が不安定

画像生成AIは、学習データに基づいて画像を生成しますが、その品質は一定ではありません。

AIのモデルやアルゴリズムによって生成される画像の品質が異なるため、一貫性が欠ける場合があります。

そのため、1つの画像において、一部はリアルで高品質に仕上がっているものの、それ以外の箇所は画像のぼやけや不自然さが目立つことがあります。

したがって、使用する画像生成AIによっては品質の不安定性に注意する必要があります。

【画像生成AIのデメリット②】著作権の侵害

画像生成AIを使用する際は、生成された画像が既存の著作権や知的財産権を侵害しないか注意する必要があります。

AIは学習データセットから画像を生成するため、元のデータセットに著作権保護された素材や商標ロゴなどの要素が生成画像に含まれる可能性があります。

これにより、生成された画像の使用には法的な制約が生じる可能性があります。

そのため、生成された画像のライセンスや使用許諾に留意し、適切な著作権の管理を行う必要があります。

【画像生成AIのデメリット③】日本語対応が少ない

画像生成AIサイトの中には、英語を主言語としているものが多く、日本語に対応しているものがあまり多くありません。

したがって、日本語で要件を指定した場合、生成される画像の品質や適合性が低い場合があります。

そのため、日本語に特化した画像生成AIを利用するか、英語で要件定義するに切り替えるなどの対策が求められます。

代表的な画像生成AIサイト9種の特徴と性能比較

代表的な画像生成AIサイトを紹介するとともに、各サイトの特徴、使いやすさ、料金などについて整理し、それぞれの性能を比較できるようにしました。

ぜひ実際に使って試してみてください!

Stable Diffusion

Stable Diffusionは、高品質でリアルな画像生成に特化したAIモデルで、Stability AI社が開発・運営しています。

このAIモデルは、「DreamStudio」のオープンβ版で利用可能です。

運営会社Stability AI
特徴生成する画像のスタイルを選択し、テキストから画像を生成することができます。
画像を生成する管理画面がわかりやすいのが特徴です。
サイトの使いやすさ入力したテキストに基づいて画像を生成します。初心者から上級者まで使いやすいユーザーインターフェースを提供しています。画像スタイルの選択や画角の調整、画像のフィルタリング(ネガティブプロンプト)など、様々なオプションが利用できます。
料金$10/1,000 credits(~5,000 images)
無料利用可能:登録時に25credits(~125images)付与
利用規約https://dreamstudio.ai/terms-of-service
サイト確認日2023年7月6日
DreamStudio 管理画面
https://dreamstudio.ai/

こちらは「Male in his 20s doing web design in a stylish office.(おしゃれなオフィスでウェブデザインをする20代男性)」というプロンプトで画像生成して作られたイラストです。

DALL-E2

DALL-E2は、OpenAIによって開発されたAIモデルであり、入力したテキストに基づいて画像を生成することが特徴です。

高品質な画像を複数枚生成してくれます。ユーザーの要求に応じて細部にこだわった指示が可能です。

運営会社OpenAI
特徴入力したテキストに基づいて画像を生成します。生成した画像の一部を消して、テキストを追加してその部分の画像を生成し直すことも可能です。また、指定した生成画像を元に異なるバージョンを作ることもできるのが特徴です。
サイトの使いやすさテキストから画像を生成するというシンプルさゆえに、プロンプト(AIへの指示内容)の内容により出力される画像の質が変わるという難しさがあります。写真なのかイラストなのか、どんな画風が良いかなど適切なプロンプトが必要です。
料金115 credits / $15USD
無料利用不可
利用規約https://openai.com/policies
サイト確認日2023年7月6日

Midjourney

Midjourneyは、アーティストやデザイナー向けに開発された画像生成AIツールです。

テキストから画像を生成できるほか、画像をアップロードし異なるスタイルやエフェクトを適用して画像を変換することもできます。

運営会社Midjourney
特徴テキストから高品質な画像が生成できるAIツール。
Discordというチャットアプリ上で画像を生成できるのが特徴です。
サイトの使いやすさプロンプトの指定だけではなく、パラメータもテキストで指定する必要があるまで、初心者が直感的に使うのは難しい印象です。
Discordというチャットアプリ上で動くため、他の利用者にも生成した作品が表示されてしまうので注意が必要です。
料金ベーシックプラン:$8 / 月(200回まで生成可能)
無料利用不可
利用規約https://docs.midjourney.com/docs/terms-of-service
サイト確認日2023年7月6日

NightCafe Creator

NightCafe Creatorは、芸術的な画像を生成するための画像生成AIツールです。

ユニークなアート作品を作りたいときに便利です。

運営会社NightCafe Studio Pty Ltd
特徴Stable DiffusionやDALL-E2など8つのAIモデルから選択して画像を生成することができるのが特徴です。また、肖像画やアニメ、ポップアートなど40種類のスタイルを選択して生成することも可能です。
サイトの使いやすさ直感的なインターフェースを備えており、使いやすさに配慮されています。AIモデルとスタイルを選択して、生成したい画像をテキストで入力するだけで簡単に画像を生成することができます。
料金AI BEGINNERプラン:$4.79/月(100credits)(1,240 images)
無料利用可能:登録時に5credits、毎日午前0時に5credits追加、無料モードあり
利用規約https://nightcafe.studio/policies/terms-of-service
サイト確認日2023年7月6日
NightCafe Creator 管理画面
https://nightcafe.studio/

こちらは「Male in his 20s doing web design in a stylish office.(おしゃれなオフィスでウェブデザインをする20代男性)」というプロンプトで生成された画像です。

Craiyon

Craiyon(旧名:DALL·E mini)は、テキストから画像を生成できるシンプルなインターフェースの画像生成AIツールです。

運営会社Craiyon LLC
特徴ログイン不要でも画像を生成することができるのが特徴の画像生成AIツールです。
サイトの使いやすさ生成したい画像のスタイルを4つの選択肢から選び、テキストを入力するだけで簡単に画像を生成することができます。ログイン不要で無料でも使えますが、その分広告が多く表示されます。
料金サポータープラン:$5/月(画像数無制限、45秒で9枚の画像を生成、ウォーターマークなし、広告なし)
無料利用可能:60秒で9枚の画像を生成(ウォーターマークあり)
利用規約https://www.craiyon.com/terms
サイト確認日2023年7月10日
Craiyon 管理画面
https://www.craiyon.com/

こちらは「Male in his 20s doing web design in a stylish office.(おしゃれなオフィスでウェブデザインをする20代男性)」というプロンプトで生成された画像です。

Canva

Canvaは、オンラインのデザインツールであり、画像生成の機能も提供しています。

テンプレートや要素を使用してカスタマイズ可能な画像を作成できます。

運営会社Canva Pty, Ltd,
特徴オンラインのデザインツール上で画像生成AIが使用できるため、生成した画像をすぐにSNSの投稿用画像やチラシなどに使用することができるのが特徴です。
サイトの使いやすさ日本語に対応しており画像生成の流れもシンプルで使いやすいです。
19種類のスタイルからイメージとあったものを選択して、縦横比を選び、テキストを入力するだけで画像を生成することができます。
料金画像生成機能(Text to Image)は無料
無料利用可能(制限無し)
利用規約https://www.canva.com/policies/terms-of-use/
サイト確認日2023年7月10日
Canva 管理画面
https://www.canva.com/ja_jp/

こちらは「Male in his 20s doing web design in a stylish office.(おしゃれなオフィスでウェブデザインをする20代男性)」というプロンプトで生成された画像です。

Fotor

Fotorは、オンラインの画像編集ツールであり、画像生成機能も提供しています。

先ほど紹介したCanvaと雰囲気が似ており、比較されることも多いツールのようです。

運営会社Everimaging Science and Technology Co., Ltd
特徴テキストから画像を生成するだけではなく、顔のぼかし除去や、写真の漫画化、背景ぼかしなど複数のAIツールが使用できるのが特徴です。
サイトの使いやすさ画像を生成する管理画面はシンプルで、生成したい画像をテキストで入力し、画角を選択、スタイルを13種類から選択するのみで使用することができます。
料金$2.99/月(200 credits = 200 images)
無料利用可能:5 credits(5 imageまで)
利用規約https://www.fotor.com/termsofservice
サイト確認日2023年7月10日
Foter 管理画面
https://www.fotor.com/jp/

こちらは「Male in his 20s doing web design in a stylish office.(おしゃれなオフィスでウェブデザインをする20代男性)」というプロンプトで生成された画像です。

Deep Dream Generator

Deep Dream Generatorは、Googleが開発したDeep Dreamという画像解析を使用して画像を変換するAIツールです。

アップロードした画像を、別途アップロードした画像のスタイル合わせて変換することができます。

運営会社Aifnet Ltd.
特徴テキストから画像を生成するだけではなく、ベースとなる画像を指定して同じ画風で画像を生成することができます。また、アップロードした画像をベースに、別にアップロードした画像と同じ画風で新たに画像を生成することもできるのが特徴です。
サイトの使いやすさ比較的高度なユーザー向けに設計されています。パラメータやスタイルのカスタマイズが可能であり、AIの制御に関する理解が求められます。
料金ADVANCEDプラン:$19/月(上限120 credits、1時間当たり12 credits 増える)
無料利用可能:20 credits(4回まで生成可能)
利用規約https://deepdreamgenerator.com/terms
サイト確認日2023年7月10日
Deep Dream Generator 管理画面
https://deepdreamgenerator.com/

Deep Dream Generatorは、有料サブスクリプションプランに登録している間に生成された画像のみ商用利用が可能です。

無料で使用する場合は、商用利用NGなので気を付けましょう。

Commercial usage of result images
1.It is permissible to utilize the resulting images for commercial purposes solely if said images were generated while the user was in possession of an active paid subscription plan or upon the acquisition and utilization of a paid energy pack for said image creation.

Terms and Conditions | Deep Dream Generator
https://deepdreamgenerator.com/terms

Artbreeder

Artbreederは、AIを搭載した複数の機能でキャラクターやデザインなどを作成できるツールです。

ユーザーは複数の画像を組み合わせて新しい作品を生成できるほか、テキストから画像を生成する機能も提供されています。

運営会社Morphogen, Inc.
特徴画像と文字を組み合わせて画像を生成するミキサー機能や、図形と画像とテキストから画像を生成するコラージュ機能、テキストから画像を生成するディレクター機能など、画像を生成するための複数の機能を備えていることが特徴です。
サイトの使いやすさテキストから画像を生成するディレクター機能は、チャットのような感覚で画像を生成できるため、初心者の方でも簡単に使用することができそうです。
料金Starter:$8.99/月(100 credits)(コラージュ画像の高速生成30個/1credit)
無料利用可能:画像生成(Labs > Director)は無料
利用規約https://www.artbreeder.com/terms.pdf
サイト確認日2023年7月10日
Artbreeder 管理画面
https://www.artbreeder.com/

こちらは「Male in his 20s doing web design in a stylish office.(おしゃれなオフィスでウェブデザインをする20代男性)」というプロンプトで生成された画像です。

画質はすごく良いのですが、この時は、肝心の人が表示されませんでした。

まとめ

画像生成AIの技術はまだ発展途上で、現在も進化し続けています。

今後さらに、高品質かつ使いやすいツールとなっていくことが期待されます。

テキストから画像を生成する場合は、そのプロンプトによって生成される画像の質が変化します。

また、同じプロンプトでも使用するAIツールによって生成される画像は変わります。

イメージ通りの画像が生成できるAIツールを見つけるために、まずは様々なツールをぜひ試してみてください!