ウェブサイト更新業務をサクサク対応!ラクラク管理!依頼管理ツール「トコトン」のサービスサイトはこちら

参考Webサイト探しに役立つギャラリーサイト10選

Webサイトの制作を依頼する際、「どのようなWebサイトにすればいいのか分からない」「デザインのイメージをどのように伝えたらいいか分からない」といった事で困る方も多いのではないでしょうか。その際に役に立つのがギャラリーサイトです。

ギャラリーサイトは、デザイン性の高いWebサイトや、アクセシビリティの優れたWebサイトなどを集め掲載しています。そこからイメージするWebサイトを選定し、制作会社や社内に共有することで、より具体的なイメージを伝えることができます。

今回は、イメージ共有に役立つおすすめのギャラリーサイトをご紹介するとともに、ギャラリーサイト選びのポイントや選定するWebサイトを見るポイントについて解説いたします。

ギャラリーサイトを活用するメリット

ギャラリーサイトを活用することで、デザインのインスピレーションを膨らませ、最新トレンドを把握するだけでなく、競合他社の戦略を分析することも可能です。ギャラリーサイトは効果的なWebサイトを構築する上での大きな助けとなります。

インスピレーションを得るためのツールとして

ギャラリーサイトは、独創的なイメージや表現のバリエーションなどを把握するのに非常に便利なツールです。これらのサイトには、多様な業界や多様なスタイルを代表する数多くのWebサイトが掲載されており、デザインのアイデアを広げるのに最適です。

例えば、斬新なナビゲーション、分かりやすいユーザーインターフェイス、世界観を演出するアニメーションなど…
様々な要素が刺激となり、自社のWebサイトをより魅力的に演出するアイデアを得ることができます。

最新トレンドの把握

ギャラリーサイトは、Webデザインの最新トレンドを把握するための効果的な手段です。デジタルマーケティングの世界では、トレンドが頻繁に変化し、利用者の期待も日々進化しています。

ギャラリーサイトを定期的にチェックすることで、どのようなデザインが現在人気か、どのような機能がユーザーに求められているかを理解することができます。自社のWebサイトを古臭い印象にせず、最新の状態に保つためにも非常に有効です。

競合他社のウェブデザイン戦略の理解

ギャラリーサイトを利用することで、競合他社がどのようなWebデザイン戦略を採用しているかを理解することもできます。特に企業にとっては、競合他社との差別化が成功の鍵を握っています。ギャラリーサイトに掲載されているデザインを分析することで、どのようなデザイン要素が業界内で好まれているか、または避けられているかを把握することができます。得られた情報をもとに、自社のWebサイトを他社と区別し、独自のブランドイメージを構築することができます。また、競合他社の強みや弱みを分析し、自社の戦略を練り直すための参考にもなります。

ギャラリーサイトを選定するポイント

このように有用な情報を得られるギャラリーサイトですが、現在、様々なギャラリーサイトが公開されており、どのギャラリーサイトを参考にするかを選定する時点で悩んでしまいます。どのようなポイントで選ぶとよいかまとめました。

どのような分類で検索できるか

ギャラリーサイトを選ぶ際は、制作しようとしているWebサイトの業種やニーズに合ったカテゴリーを持つサイトを選ぶことが重要です。例えば、eコマース、教育、住宅など、業界ごとの特定のカテゴリーに特化したギャラリーサイトでは、その分野の最適なWebデザインのトレンドやアイデアを得ることができます。これにより、特定のターゲット層に響くデザインのインスピレーションを得ることができます。企業にとって、自社の業種や顧客のニーズに合致したギャラリーサイトを選ぶことは、時間と労力の節約にもつながります。

使いやすさが考慮されたWebサイトを選んでいるか

本当にデザインが優れたWebサイトは、美しいビジュアルデザインと高いユーザビリティ(使いやすさ)を両立しています。単に目を引くデザインの例だけでなく、ユーザーの使いやすさを考慮したWebサイトが選ばれているかもギャラリーサイトを選ぶ際の重要な視点です。ユーザーにとって直感的なナビゲーション、アクセスしやすいコンテンツ、快適な閲覧体験など、ユーザビリティの高いデザイン例を提供しているギャラリーサイトであれば、実用的なWebサイト構築のために参考となる要素を見つけることができます。

質の良い情報を高頻度で提供できているか

ギャラリーサイトを選ぶ際には、その更新頻度とコンテンツの質を確認することが必要です。頻繁に更新されるギャラリーサイトであれば、最新のWebデザインのトレンドやアイデアが提供されています。

また、コンテンツの質も重要です。詳細なデザインの解説、使用されている技術、実装方法に関する情報などが豊富に提供されているサイトは、ただ美しいデザインを見るだけでなく、それらをどのように実現できるかの実践的な知識も得られます。

おすすめのギャラリーサイト10選

これらのポイントを踏まえて、サイト制作の参考となるおすすめのギャラリーサイトをご紹介します。特徴と、どのようなカテゴリで分類されているかもまとめていますので、目的にあったギャラリーサイトを選ぶ参考にしてみてください。

青のマーカー部分は、ギャラリーサイト側の表現を引用しています。件数は公開されているもののみ掲載しています。

MUUUUU.ORG

特徴

情報設計が分かりやすい“縦に長くオーソドックスなレイアウトでかつ、非常にデザインが優れたサイト”が厳選されています。国内外のWebサイトが集まっており、更新頻度も高く、2024年1月16日時点で5,069件掲載されています。とても見やすく、見たいWebサイトを探しやすいのも特徴です。

カテゴリの種類

業界、デザインの雰囲気、Webサイトのタイプ、カラー別

S5-Style

 特徴

国内外の“ハイクオリティなWebサイト”が掲載されています。お気に入り機能や、サイト検索の絞り込み機能、サイトギャラリー自体の表示形式や背景色のカスタム機能など、見やすさ・調べやすさにも配慮されています。更新頻度も高く、2024年1月16日時点で8,922件掲載されています。

 カテゴリの種類

業界、デザインの種類、カラー、使用されている開発技法、Webサイトのタイプ、公開時期

Web Design Clip

 特徴

最新のトレンドをおさえた“クリエイティブの高いおしゃれな日本のWebサイト”が掲載されています。更新頻度も高く、2024年1月16日時点で5,056件掲載されています。カテゴリが細かく分類されているのも特徴です。

メニューから海外サイトやスマートフォン向けサイトなど、他のギャラリーサイトも見ることができます。

 カテゴリの種類

業界、カラー、レイアウト、使用されている開発技法、雰囲気、表現技法

81-web.com

 特徴

国内の“Webサイト制作に役立つ優れたデザインを集めたサイトです。掲載サイトに遷移することなく、詳細ページでパソコン版、スマートフォン版のデザインを確認することができます。更新頻度も高く、2024年1月16日時点で6,782件掲載されています。キーワードによるタグ検索やWebフォントの種類別に検索できるのも特徴です。

 カテゴリの種類

業界、カラー、キーワードタグ、Webフォント

AAA11Y(Accessible Website Gallery)

 特徴

“ウェブアクセシビリティに配慮し”、“素敵だと思ったWebデザイン”が集められたサイトです。パソコン版のファーストビューの一覧表示からスマートフォン版の表示一覧に切り替えることができます。また、掲載サイトのTOPページへのリンクだけではなく、そのサイトのアクセシビリティーポリシーが記載されたページへのリンクも紹介されています。更新頻度も高く、2024年1月16日時点で426件掲載されています。

2024年4月に施行される「改正障害者差別解消法」によりウェブアクセシビリティが注目されていますが、ビジュアルデザインとアクセシビリティを両立した表現を行いたい際に、非常に参考になるギャラリーサイトです。

 カテゴリの種類

アクセシビリティの配慮の度合い、Webサイトのタイプ、業界、カラー

デザインのこと – Web design gallery

 特徴

国内外の“パソコン・タブレット・スマートフォンでも見やすいレスポンシブ対応の「あ、いいな」と思うウェブデザイン”が掲載されています。全体的にすっきりした印象のWebサイトが多いです。「デザインをさっと見る」ボタンで、掲載サイトに飛ぶことなく、デザイン全体をポップアップ表示で確認することができます。閲覧数ランキングTOP50も確認することができます。更新頻度も高く、2024年1月16日時点で3,436件掲載されています。

 カテゴリの種類

カラー、デザインの雰囲気、キーワードタグ、業界

bookma!

 特徴

“感性を刺激する”をコンセプトにクオリティの高いWebサイトが集められており、パソコン表示とスマートフォン表示を並べて見比べることができます。更新頻度も高く、1日で複数のサイトが紹介されることもあります。

 カテゴリの種類

カラー、キーワードで検索することができます。

URAGAWA(ウラガワ)

 特徴

サイト名の通り、制作の裏側、つまりどの制作会社が作ったのかも紹介されています。さらに、その制作会社別にサイトデザインを見ることができるのも特徴です。ワンクリックでTOPデザインの一覧表をスマホパソコン表示からスマートフォン表示に切り替えることもできます。

 カテゴリの種類

業界、Webサイトのタイプ、特徴、カラー、アワード、ランキングなど

ちょうどいい Webデザインギャラリー

 特徴

潤沢な予算で複雑な技巧を凝らして制作したWebサイトではなく、コストパフォーマンスにも配慮して制作されたWebサイトの中で、“「ひとひねり」”されたクオリティの高いものが掲載されています。更新頻度も高く、2024年1月16日時点で1,898件掲載されています。

 カテゴリの種類

カラー、業種、サイト種別、雰囲気、デザインの種類

LPアーカイブ

 特徴

主にウェブ広告のリンクをクリックした時に表示される最初のページとして使われる、LP(ランディングページ)に特化したギャラリーサイトです。更新頻度が非常に高く、掲載数が豊富なのが特徴で、2024年1月16日時点で38,623件掲載されています。一覧表示をワンクリックでパソコン版からスマートフォン版に切り替えることができます。

 カテゴリの種類

カラー、雰囲気、業界

参考サイトを共有する際のポイント

ここまでご紹介してきたギャラリーサイトから参考サイトを選定し、制作会社や自社チームと共有する際には、参考にしたい具体的なデザイン要素や、選定理由を明確に伝えることが重要です。これにより、制作プロセスがスムーズに進行し、目的に見合ったWebサイトに仕上げることができます。以下に、主なデザイン要素や共有時のポイントについて整理しました。

何が良かったのか、具体的に言語化することが大切です!

主なデザイン要素

コンテンツの配置

レイアウトとコンテンツの配置は、情報の伝達方法と使いやすさ に直結します。明快な階層構造、情報へのアクセスのしやすさなど、参考サイトのレイアウトがどのように効果的な情報伝達を実現しているかを分析してみます。

配色

Webサイトの配色は、ブランドイメージを大きく左右します。参考にしたいサイトで使用されている色彩がどのような感情やメッセージを伝えているかを分析し、これを自社サイトにどのように適用できるかを検討します。例えば、明るく鮮やかな色は活動的なイメージを、柔らかいパステルカラーは優しさや安心感を表現するのに適しています。

フォント

文字のスタイルは可読性とともに印象を形成します。サンセリフ体・ゴシック体は現代的でクリーンな印象を、セリフ体・明朝体は伝統的で信頼性の高い印象を与えることが多いです。参考サイトのフォント選定がどのようにコンテンツと調和しているか、または特定のメッセージを強調しているかを分析します。

アニメーションとインタラクティブ要素

アニメーションやインタラクティブな要素は、ユーザーエンゲージメント(サイトとの関係性の強さ)を高めるのに役立ちます。しかし、過度な使用は逆効果になることもあります。参考サイトでのこれらの要素の使用法を検討し、どのようにユーザー体験を向上させているかを観察します。

UI・UX

ユーザーインターフェイス(UI)とユーザーエクスペリエンス(UX)は、Webサイトの使用感を左右します。参考サイトがどのように直感的なナビゲーション、簡単な操作性、快適な閲覧体験を提供しているかに注目し、これらの要素を自社サイトにどう適用できるかを考えます。

共有時のポイント

具体性

「このデザインが良い」という一般的なコメントよりも、「この色の使い方がターゲットオーディエンスに安心感を与える」といった具体的な説明が必要です。どの要素が良く、なぜそれが自社サイトに適しているのかを明確にしましょう。

目的の明確化

あるデザイン要素を取り入れたい理由は、単に見た目が良いからでは不十分です。ブランドの価値、メッセージ、ターゲットオーディエンスの期待など、その選択が果たすべき目的を説明することが重要です。

こちらの記事で、ギャラリーサイトを活用してデザインのイメージを膨らませた後の流れも掲載しています。

ホームページ制作を成功させるために必要な事前準備6つ

おわりに

今回は、Webサイト制作を検討する際に参考となるギャラリーサイトの選定方法とデザイン共有時のポイントについて解説しました。

カテゴリー別の選定、デザインとユーザビリティのバランス、更新頻度とコンテンツの質への注目が、効果的なサイト選びの鍵です。参考サイトを共有する際には、具体的なデザイン要素とその目的を明確に伝えることが重要となります。

これらのポイントを押さえることで、目的に合った最適なWebサイトを構築し、デジタル空間での競争力を高め、ビジネスの成功を目指していきましょう。