「数字で見る」コンテンツとは?
「数字で見る」コンテンツとは、数字を用いて情報を紹介するコンテンツのことです。
画像やイラスト、円グラフ、棒グラフなどを用いて視覚化することで、数字データを最小限のテキストで表現することができます。
これらは、インフォグラフィックとも呼ばれ、情報を素早く簡単に表現したいときに活用されます。
採用サイトにおける「数字で見る」コンテンツでは、会社や事業内容、従業員に関する情報を紹介するために用いられます!
採用サイトで「数字で見る」コンテンツはなぜ効果的か?
「数字で見る」コンテンツは、採用サイトにおいて、何が効果的で活用されているのでしょうか?
我々が考える「数字で見る」コンテンツの効果は、以下の3点です。
- 数字という根拠をもとに企業の魅力をアピールできる
- 伝えたい情報を短い時間で簡単に理解してもらえる
- 企業や従業員に対して親しみやすさを感じてもらえる
それぞれについて詳しく解説します!
数字という根拠をもとに企業の魅力をアピールできる
例えば、採用サイトに「ワークライフバランスのとれる働きやすい職場です」と書かれてあるとします。
その文言を見た求職者は、「それって本当なのだろうか?」「どの程度のことを言っているのだろうか?」と根拠がないことを不安に思うかもしれません。
一方で、「数字で見る」コンテンツで以下のような情報が掲載されていれば、「ワークライフバランスのとれる働きやすい職場」ということに根拠があることがわかり、その魅力が十分に伝わるはずです。
- 平均月残業時間
- 有給休暇消化率
- 育休取得率・復帰率
- 新卒採用者定着率
伝えたい情報を短い時間で簡単に理解してもらえる
求職者は、複数の企業を比較検討するため、1つの採用サイトに滞在する時間は限られます。
そのため、1つの採用サイトの情報を隅々まで一言一句読んでもらうことは現実的ではありません。
伝えたい内容がいくら魅力的であっても、テキストだけで難しくかかれたコンテンツでは読んでもらうことができません。
「数字で見る」コンテンツであれば、ビジュアルを用いて、少ないテキストで視覚的に情報を伝えることができるため、伝えたい情報を短い時間で理解してもらうことができます。
企業や従業員に対して親しみやすさを感じてもらえる
企業の情報を採用サイトで伝えようとすると堅苦しくなりがちですが、「数字で見る」コンテンツには、自然にユーモアや遊び心を加えることができ、その結果、企業や従業員に対して親しみやすさを感じてもらえます。
例えば、以下のような数字を掲載すると、実際に働いている人のことがイメージしやすくなり、親しみを感じやすくなります。
- インドア派?アウトドア派?
- 学生時代の部活
- 好きなプログラミング言語
- ランチは外食は?弁当派?
- 退社後・休日の過ごし方
「数字で見る」コンテンツによく掲載される情報とは?
「数字で見る」コンテンツの効果をこれまで紹介してきました。
それでは、「数字で見る」コンテンツには、どのような情報を掲載すれば良いのでしょうか?
「数字で見る」コンテンツによく掲載される情報を紹介します!
企業に関する情報
まずは、企業に関する情報です。
これらの情報は、企業の規模や事業展開、企業の成長などについてアピールするために掲載されています。
- 創業年数
- 売上高
- 拠点数
- 店舗数
- 出店地域
- グループ会社数
- 製品数
- 取引社数
- 業界シェア
- 海外グループ展開
従業員に関する情報
次は、従業員に関する情報です。
どのような人が働いているかを求職者の方にイメージしてもらいやすくなります。
- 平均年齢
- 年代割合
- 男女割合
- 文系理系比率
- 出身学部
- 職種割合
- 出身地割合
- 女性管理職比率
- 保有資格
- 入社の決め手
- 平均年収
- 前職
- 新卒・中途採用比率
働きやすさに関する情報
次は、働きやすさに関する情報です。
ワークライフバランスが取れることを求職者に伝えることができます。
- 年間休日
- 平均月残業時間
- 有給休暇消化率
- 育休取得率・復帰率
- 通勤時間
- 社員定着率
- 通勤手段
- 勤務時の服装
- リモートワーク率
- 住宅補助
- 新卒採用者定着率
その他の情報
その他の情報は、直接的に企業や事業に関連しないけれど、求職者の方に親しみやすさを感じてもらえるような情報です。
- 社員の趣味
- 起床時間
- お昼休みの過ごし方
- 好きな映画のジャンル
- 好きな音楽のジャンル
- 好きなお酒
- 好きな野球チーム
- 好きなスポーツ
- ストレス解消法
- 社内で人気の絵文字
- 使用しているスマホ
- 社長が1年間で見た映画の数
- 眼鏡率
- 兄弟姉妹構成
- インドア派?アウトドア派?
- 退社後・休日の過ごし方
採用サイトにおける「数字で見る」コンテンツの事例
株式会社フォノグラム
広島でWeb制作やWebマーケティング支援を行っている、弊社「株式会社フォノグラム」の事例です。
2013年に作成し、採用サイトに掲載したほか、印刷したものを会社説明会で使用したり、お客様にも配布をしたりしました。
就活を行っている大学生やお客様との会話のきっかけが生まれるなどのメリットがありました。
Chatwork株式会社
ビジネスチャットツールで有名なChatwork株式会社でも「数字で見る」コンテンツが活用されています。
職場での服装、職場で履いている靴のランキングが掲載されており、自由な服装で働けることが伝わってきます。
また、ビジネスチャットツールを提供している会社ならではの情報として「社内で人気の絵文字」を掲載していることも特徴的です。
株式会社マネーフォワード
家計簿アプリやクラウド会計ソフトで有名な株式会社マネーフォワードでも「数字で見る」コンテンツが活用されています。
金融系のウェブサービスを提供している企業ならではの情報として、従業員の「資産運用実施率」が掲載されているのが特徴です。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
スマホゲームの「パズル&ドラゴンズ」で有名なガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社でも「数字で見る」コンテンツが活用されています。
スマホゲームを提供している企業ならではの情報として、従業員の「ゲーム歴」や「1日あたりの平均ゲームプレイ時間」が掲載されているのが特徴です。
「数字で見る」コンテンツのデザインを簡単に行う方法
ここまで「数字で見る」コンテンツが採用サイトに効果的で、有名な企業でも活用されていることを紹介していきました。
それでは、「数字で見る」コンテンツを簡単に作成するにはどのようにすれば良いのでしょうか?
簡単に作成するには、オンラインデザインツールを使用するのがおすすめです!
「Canva」を活用して「数字で見る」コンテンツを作成する
無料で使用できるグラフィックデザインツールの「Canva」を使用すれば、テンプレートをもとに「数字で見る」コンテンツを簡単に作成することができます。
「Adobe Express」を活用して「数字で見る」コンテンツを作成する
無料で使用できるデザインツールの「Adobe Express」でもテンプレートをもとに「数字で見る」コンテンツを簡単に作成することができます。
まとめ
「数字で見る」コンテンツは、「数字という根拠をもとに企業の魅力をアピールできる」「伝えたい情報を短い時間で簡単に理解してもらえる」「企業や従業員に対して親しみやすさを感じてもらえる」というメリットがあります。
また、「数字で見る」コンテンツは、採用サイトだけではなく、SNSや会社案内、会社説明会のスライドなど幅広く活用することができます。
ぜひ自社の「数字で見る」コンテンツを作成してみてはいかがでしょうか?