「リモートワークになってから、プロジェクトの進捗が見えにくい…」「チームメンバーとのコミュニケーションがうまくいかない」「品質管理が以前より難しくなった」
コロナ禍をきっかけに急速に普及したリモートワーク。Web制作業界でも多くの企業がリモート体制を導入しましたが、従来の対面中心の管理手法では限界があるという声も多く聞こえてきます。
この記事では、それらの課題に対して、私たちが実践している工夫について、具体例を交えて紹介します。

私たちもコロナ禍をきっかけにリモートワークを導入しました。まだまだ道半ばであると感じていますが、これまでの経験をお話しできればと思います!

リモート時代のWeb制作現場の変化
まずはどのような変化が起きているのか整理しましょう。

コロナ禍で加速したリモートワークの現実
Web制作業界におけるリモートワークの導入率は、2020年以降急激に上昇しました。新型コロナウイルス感染拡大を機に、多くの企業がリモートワーク体制を導入し、IT関連業界では特に高い実施率を維持しています。
リモートWeb制作で直面する具体的課題
しかし、急速な変化により以下のような課題が顕在化しており、出社回帰の流れも起こっています。

みんながオフィスにいれば問題なくできていたことが、実は大事だったんだなと感じます
コミュニケーション課題
テキスト中心のコミュニケーションになったことで、情報共有が遅れたり、認識のズレが発生しやすくなります。
- 通知の流れが早く、修正指示の見落としが発生する
- クライアントからの急ぎの連絡に気づくのが遅れた
- チーム内の決定事項が正確に伝わっていなかった
- テキストベースのコミュニケーションによる誤解が生まれる
- 「なんとなく」の共通認識が作りにくい
プロジェクト管理課題
これまでの、対面ですぐに状況確認ができていた時と異なり、実際の状況が見えないことで管理コストが高まります。
- メンバーが実際に何をしているかが見えない
- 「作業中」と言われても、どの程度進んでいるか分からない
- 遅れやボトルネックの発見が遅くなる
- 修正指示の伝達漏れ
チーム運営課題
対面で自然に生まれていたコミュニケーションが失われ、チームとしての一体感の醸成が難しくなるだけでなく、新人育成もこれまでより難易度が高くなります。
- 孤独感や疎外感の発生
- チームの一体感の醸成がしにくい
- 「見て覚える」ことができず、新人育成が難しい
- 質問しにくい環境で成長が遅れる

これらの課題、多くの会社が直面している共通の悩みですよね…
リモート・ハイブリッドワークで成果を出すためのコツ7選
リモート下の分散したチームでは、一か所のオフィスに集まった状態とは異なる管理が求められます。そんな中で、成果を出すためのコツをまとめました。

コツ1:進捗を見える化し、チームの透明性を高める
リモート環境でのプロジェクト管理では、進捗やタスクの優先順位付けの可視化が大切になってきます。そうすることで、リモート環境でも透明性の高いプロジェクト管理を構築することができます。
プロジェクト管理ツールの活用
- クラウドでどこからでも確認でき、タスク担当者と進捗が一目で分かるツールを選ぶ
- 担当者が電話で受けた内容も転記することで、リモートでも同じ情報を確認できるように

私たちはプロジェクト進行管理ツール「トコトン」を活用することで、オンラインでもオフィスでも同じ情報を確認できるようにしています!
明確な修正指示
- クラウドの修正指示ツールAUNやFigmaのコメント機能を活用し、認識齟齬が生まれにくいレビューを行う
- 確認後のコメントやリアクションのルール決めをし、進捗の可視化を行う

プロジェクト管理ツールについては、こちらの記事も参考にしてください!

上手な修正指示の方法をまとめています!
コツ2:即時対応でクライアントの信頼を獲得する
リモート環境では、同じ空間にいる時には簡単にできたリアルタイムな声かけができません。
クライアントからの問い合わせや障害対応のように、即座に対応すべき内容には素早く気づけるような工夫が必要です。
問い合わせ・障害対応の即時化
- 依頼や障害報告を一元管理
- SlackやTeamsと連携させて担当者への即時通知をする
- 対応状況や履歴を可視化することで、属人化しない解決をめざす

「トコトン」でもSlack連携でより気付きやすい仕組みを構築することができます!
コツ3:雑談の仕組み化でチームの一体感を醸成する
リモート環境では、業務とは関係のないカジュアルな雑談タイムや、オンラインゲームなどを取り入れた交流の機会を敢えて設けることで、メンバー同士がお互いの人柄を知りやすくなり、チームの一体感や信頼関係の醸成につながります。こうした場を通じて、普段の業務では見えない新たな一面を発見できることも多く、コミュニケーションの活性化に効果的です。
オンライン雑談ランチ
- 月次で定期開催
- 少人数でブレイクアウトルームを作り、会話しやすいように
- 案件の話ではなく、雑談中心で
おやつタイム
- 毎日15時にオンラインで会話できるルームを開き、自由に参加できるように
- 業務で忙しいときは「耳だけ参加」もOKに
雑談チャンネルの設置
- 雑談専用のチャンネルを設置する
- 些細なつぶやきや業務外の投稿ができることでガス抜きにも

私たちも、ハイブリッドワークになって出社メンバーが増えてからも、不定期でオンラインとオフィスをつないで雑談の機会を設けています!
コツ4:明文化されたルールでコミュニケーションを円滑にする
リモート環境では、意思決定プロセスをより見えやすくしていくことが大切になってきます。
承認プロセスの明確化
- 各段階で誰が承認を行うかを事前に決めて明文化する
- 困った時の相談ルートも整えておく
コミュニケーションツールのルールづくり
- 見た人は必ず👍をつけるというルールにする
- 社内事でも締め切りを厳格にし、こまめに呼びかける
コツ5:新人育成は「迷わせない・孤立させない」がカギ
新人の教育担当は明確にしておきます。
リモート環境では、新人が「誰に聞けばいいかわからない」「回答が人によって違う」と迷うことが多く、不信感や孤立感につながりやすいです。迷わせず、孤立させず、継続的にフォローすることが新人育成のカギです。
新メンバーに限らず、継続的な定期1on1やショートミーティングもメンバーの孤立感の解消に役立ちます。すぐ話せないときも、面談のときに話せるという安心感が生まれます。

1on1は、少し多いかも?ぐらいがちょうど良いです!
メンタリング・バディ制度
- 新人1人に対して1人の教育・OJT担当
- 日報やチャットで進捗や課題を全体に発信
定期1on1
- 教育担当・上長の責任において、必ず月に一度は1on1面談を行うルールを策定
必要に応じて週次面談
- 上長が必要と判断した場合、週次でショートミーティングの場を設ける
- 雑談や進捗の確認を行う
コツ6:学びの場を提供し、メンバーのモチベーションを維持する
リモートワーク環境では、メンバーのモチベーション維持が課題となることが少なくありません。キャリア開発支援を積極的に行うことはモチベーション維持や離職防止に効果を発揮します。
たとえば、オンライン研修の受講や社内勉強会の開催など、スキルアップの機会を継続的に提供することで、メンバーの成長意欲を高めることができます。さらに、学んだ内容をチームで共有する場を設けることで知識の定着や組織全体の成長につながります。
キャリア開発支援
- オンライン学習コンテンツを充実させる
- 社内勉強会を開催し、知識の定着をはかる
コツ7:チームのゴールは定期確認でブレを防ぐ
リモート環境では、「方向性の共有不足」が起こりやすくなります。そうなると、言われたことだけやる、受動的な動きになってしまいます。各メンバーが自律的に行動できるようにするためにも、目指しているゴールを定期的に確認することが重要です。
全体ミーティングでのゴール確認
- 月一回の全体ミーティングでゴールをみんなで確認
- チーム全員が現在の進捗と目標を把握
個人の裁量と責任のバランス
- 目標や期待される成果を明確にしたうえで、創意工夫や効率的な働き方を促す
- 役割や責任範囲を文書化し、誰が何を担当するかを明確にすることで、チーム全体の責任感と連携を高める
まとめ
リモート時代のWeb制作プロジェクト管理は、従来の手法から大きな転換が必要です。
最も重要なのは、チーム全体での合意形成と継続的な改善の姿勢です。技術的な課題は解決できても、人と人とのつながりや信頼関係の構築には時間と努力が必要です。

リモートを対面に近づけるのではなく、リモートを上手に生かすことが求められます!
リモート環境でのWeb保守管理にトコトン

「トコトン」は、進捗管理やタスクの可視化を通じて、リモートワーク環境でもチームの生産性を向上させるツールです。
下記のように、Webサイトの保守・管理・運用に特化した様々な機能を搭載しており、リモートワークでの保守管理が格段に楽になります。
- 作業ごとにスレッド化できるから、同時多発で発生する作業を整理できる
- 案件ステータスを「依頼中→対応中→確認中→公開済」などに整理し、誰でも一目で状況把握が可能に
- 個人単位でタスクを割り振りし、一覧表示も可能
- 各案件にコメントやファイルを紐づけることで、過去のやり取りも簡単に追跡可能
- カレンダー表示でタスクの抜け漏れを予防
- ユーザー数無制限だから関係者全員で情報を確認可能
サイトに関する履歴を一元管理

Webサイトの変更や提案の履歴もすべて一元管理できます。
スレッド単位で管理できるため、同じ相手でも別件の話が交錯せず情報整理がスムーズです。
リモートワークでも案件の全体状況が一目で把握可能で、チームメンバー全員で同じ情報を共有できます。
タスク割り当て

タスクの振り分け機能でスムーズな引き継ぎが可能です。

一覧画面で、担当者とタスクを一目で確認できます。
リモートワークでのWeb保守の一元管理にトコトンをぜひご活用ください。
無料デモ体験の申し込みも受け付け中です。
詳しいサービス内容については、依頼管理ツール「トコトン」サービスサイトからご確認ください。



