商用CMSの値段が高いのはなぜ? CMSの本当の価値とは

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インターネット上に存在する多くWebサイトにCMSが採用されています。Webサイトはhtml、css、javascriptなど、あらゆるWeb技術を使って作られるわけですが、それらはエンジニアの範疇と捉えられること多く、Webサイトの更新=エンジニアの仕事とされていました。この技術的な足枷を取り除く存在とされるのがCMSです。原則、コードの記述なしにビジュアルをベースにWebサイトの編集を可能にした画期的なシステムです。CMSの意味はコンテンツマネジメントシステム。非エンジニアでもWebサイトの内容を管理できる仕組みなのです。

機能・用途に応じて、無料から1000万円超まで。この価格差が表す意味とは

本当に必要な機能を絞り、それに見合ったCMSを厳選すれば、費用を抑えることができます。無料で利用できるオープンソースCMSが存在する中、あえて高額なCMSを導入する意味は何なのでしょうか。スペックに伴って価格が上がるのは理解できるのですが、必ずしも機能が優れている理由だけで価格が高いとも言えない可能性があります。機能で言えば、オープンソースのCMSでもかなり高機能と言えます。例えば、WordPressには便利なプラグインが複数存在し、かなり高機能なCMSにカスタマイズする事ができます。もちろんカスタム開発費用がかかることは自明ですが、それでも同等の機能を数十万円単位のライセンス費用で提供している商用CMSもあるのですから、コスト面から考えればWordPressなどのオープンソースを利用するメリットは非常に高いと言えます。ここでは、話をシンプルにするために複雑な要件は無視していますが、実際には、CMSの種類によって開発要件が細かく分かれます(データベースの構築が必要なのか、ページ動的に表示させるか、スタティックなページを生成するか等)。それでも、場合によっては数十万円のCMSから1,000万円を超えるCMSまで存在すのは事実です。巨額な費用を投じて商用CMSでサイトを構築する理由はなんなのでしょうか。

本当はスペックにお金を払っているわけではない

大企業のコーポレートサイトに導入されているCMSと言えば、HP社のTeam site(チームサイト)やOracle社のWebCenter Sites(ウェブセンター・サイツ)など。小中規模なサイトであれば、シックス・アパート社のMovable Type(ムーバブルタイプ)などが、有名ではないでしょうか。共通して言えることは、メーカーが存在しており、商品として確立されてものであるという事です。当たり前ですが、オープンソースには特定の企業が作っている製品ではありません。いわば、大勢のメーカーが多発的に製品を開発しているのです。責任の所在は薄く、仮に欠陥が見つかった場合に、作った人が対策を講じてくれる確約はなく「残念だけど仕方ないね」で終わってしまう可能性があるということです。商用CMSであれば、それらのリスクを包括してライセンス費用に組み込まれていると、捉える事ができます。仮に、商品の欠陥や脆弱性が明らかになった場合には、メーカーは対応策を講じざるを得ない環境にあると言えるでしょう。つまり、CMSの値段(ライセンス費)は、将来の発生するかもしれないトラブルへの保障という事になるのです。インターネットという汎用性に富んだ環境下で発生するかもしれない何か得体のしれないリスクに対する企業が支払うべき保証料と考えられるのです。

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